Windows7 Home 32bitから Windows10 Home 64bitへアップグレードしてみた。
先ごろ、Windows10がリリースされた。
Windows95発売から20年目に発売された割には
あんまり騒ぎにならなかったような。
OSの新バージョンのリリースなんて、今はそんなものかもしれない。
自宅PCにWindows7がインストールされていたのだが、
32bit版でメモリが3Gしか使えず、スワップが多くストレスも大きかったため、
ずっと使っていなかった。
Windows10が1年間無償アップデートのキャンペーンを貼っていたため、
うまいこと64bit版にできないものかと思い、
思い切ってチャレンジしてみた。
手間は掛かった(し、一度失敗し、ファイルをすべて失った)が、
結果としてWindows10 64bit版へのアップグレードは成功した。
下記の順番で作業することで、OSの更新はできた。
Windows7 32bit home →(アップグレード)→ Windows10 32bit home →(クリーンインストール)→ Windows10 64bit home
手順をメモしておく。
- 1. ダウンロードサイトからWindows10の無償アップグレード用のISOファイルをダウンロードする。
- このとき、Windowsでアクセスしない。
Windowsだとアップデートツールのページヘ転送され、いくら頑張ってもISOが取得できない。
Linuxでアクセスすれば、簡単にISOが取得できる。
どうしてもWindowsしか用意できないならば、ブラウザのUAを偽装する、という方法もあるらしい。 - 2. ISOをメディアにコピーする。
- USBメモリにコピーする方法もあるようだが、自分は手っ取り早くDVD-Rに書き込んだ。
- 3. インストール済みのWindows7を起動し、Windows10 32bitのメディアを挿入、setup.exeを実行する。
- アップグレードはWindows上からしかできない。
また、1回はWindows10のアクティベーションを通す必要があるため、必ずこの手順は踏む必要がある。 - 4. ウィザードに従ってインストールを進める。
- アプリケーションと設定を残してアップグレードを行うことができるが、64bit版にすることを考えると、これらは互換がなくなるため、残す必要もあまり無いように思う。
- 5. Windows10 32bit版のインストールが完了したら、システムのプロパティからOSが正しく認証されているか確認する。
- Windows7 → Windows10へのアップグレードであれば、
何もせずとも、アクティベーションはされている。
この状態であれば、Windows10のメディアを使い、クリーンインストールも可能。 - 6. PCを再起動し、Windows10 64bit版のメディアからブートする。
- 7. インストールウィザードでまず、プロダクトキーを求められるが、スキップボタンを押してスキップする。
- 8. Windowsを修復するかインストールするかを選択する画面では、インストールを選ぶ。
- 9. インストール先の選択では、Windows10 32bitがインストールされているパーティションを選択。
- 既存のwindowsフォルダがwindows.oldになる。
- 10. インストールするWindows10のエディションを選ぶ。
- Windows10 home 32bitだったので、Windows10 homeを選択する。
更新前のエディションと同じものを選ぶこと。
ここで選択を間違えると水の泡。 - 11. 再び、プロダクトキーの入力を求められるが、「後で」を選択し、入力をスキップする。
- 12. ウィザードに従ってインストールを進める。
- 13. 完了後、システムのプロパティからOSが正しく認証されているか確認する。
- Windows10 32bitから Windows10 64bitのクリーンインストールでも認証は通っている。
感想としては、苦労の割にあまり報われないと思った。
2度もインストールするため時間が恐ろしく掛かるし、
デバイスドライバが揃っておらず、セットアップが中途半端になるおそれもある。
(実際、SoundBlaster X-Fi Xtreamgamerはドライバが無く、音が出せなくなってしまった)
また、Windows8ライクなせいか、
デスクトップがあろうが、スタートメニューがあろうが、ちょっと使いづらい。
とまあ、こんな感じでした。
うちのWindows7は260日ほど起動せずに寝てたんで、
Windows10も同じくらい寝てるんではないだろうか。