圧縮ファイルの解凍 日本語ファイルの文字化け対策について
Ubuntuを使っていて面倒なことがひとつある。
タイトルにある通り、日本語ファイルの扱いに注意が必要な時がある。
昔はファイル名に文字数制限があったり、マルチバイト文字が使えなかったりと、
色々注意が必要だったのだが、
Windows95以降あんまり気にされなくなって久しい。
日本では大概のPCがWindowsなせいか、
ファイル名が日本語のExcelファイルがlzh圧縮で送られてくる、といった
嫌がらせみたいな(?)ことが仕事上などでよくある。
(今ではlzhはよく使わないか。zipだね)
日常でUbuntuを使っているとこのあたりが非常に困る。
文字コードが違うからこっちから送っても化け、
あっちからもらっても化ける。
そこで対策。
- lzhの場合
- jlha-utilsパッケージをインストールすればOKとのこと。
パッケージ導入後は、コンテキストメニューの「ここに展開する」で正しく解凍できる。
導入方法については以下のサイトが詳しい。
lha で日本語ファイル名も解凍できるようにする ubuntu | 温故知新 linux実践講座
- zipの場合
- Ubuntu 日本チーム提供の日本語Remixメディアを使っていれば、
対策済みのzipライブラリが導入されているとのこと。
でも、化ける。
原因は合わせてインストールされる7zipのライブラリが日本語非対応のために発生するらしい。
そこでパッケージマネージャを使って7zipのライブラリを削除すれば良いとのこと。
7zipはあまり使わないし、これで良いかもね。
手順については以下のサイトが詳しい。
Ubuntuで圧縮File解凍時の文字化け解決方法! | したっけらーめん おやじのブログ - 楽天ブログ
本当に文字コードって、厄介ですね。
ではまた、お会いしましましょう。
追記: 2016/11/25
結局のところ、7zip-fullのライブラリは別パッケージで依存関係があることがあって、
削除できないことが多いかなと思う。
file-rollerを使う限りはこの問題が常につきまとう。
毎度毎度、この問題に悩むくらいなら
unarを使うのが手っ取り早いことに気がついた。
unarなら文字コードを考慮して解凍処理を勧めてくれるので文字化けも起こらない。
対象の圧縮形式もzip, lzh, rarなど主要なものは大体展開できる。
コマンドラインで実行しなくてはならない点が面倒だけど、
まぁ、そんなものはどうにでもなるので、
上の解決策よりはこっちが圧倒的に良いと思う。
また、Linuxで圧縮したファイルがWindowsで化けることがあるらしいが、
それはそれ、Windows側のzipライブラリが古いだけらしいので、
Windowsで使用しているアーカイバとライブラリファイルを最新にしてもらう必要がある。
それでもダメだと文句を言われたら、
「世の中、Windowsだけで回っているわけじゃねぇ」と言って
しまえたらいいのになぁ。
と思いつつ、ファイル名をアルファベットに変えてやるしかないのなぁ。
ファイル名に日本語なんか使わないことが一番いいのだけれど。。。