JavaEE 7をやってみよう。 JPA その2
その1のつづき。
まず、プロジェクトを作る前に、JPA用にデータソースの設定をWildflyに仕込む。
プロジェクトを作って、JPA用のモジュールを作る分には必要ではないが、
後々の動確用に予め仕込んでおく。
- 1. Wildfly立ち上げ
- EclipseのサーバからWildflyを立ち上げる。
localhost:8080へ繋いで、トップを出す。 - 2. Admin Consoleを起動
- トップページの中程にAdmin Consoleのリンクがあるので、そこから管理画面へ入る。
- 2'. 管理画面が開けなかったアナタに
- 初めて管理画面を開いたり、管理ユーザが一人もいない場合、管理画面は開けない。
表示された手順を元にWildflyの管理ユーザを作る。
手順は英語だが、コマンドラインのハードコピーが表示されているのでわかりやすいと思う。
管理ユーザを追加したら、
もう一度、トップページから管理画面へ入り直すとログインダイアログが表示される。 - 3. JDBCドライバの登録
- Wildflyではデータソースで使用するJDBCドライバも"デプロイメントモジュール"として登録する。
画面上部の"Deployments"からデプロイ画面を開く。 - 3-1. Jarファイルの選択、名称の決定
- "Add"ボタンを押してダイアログを表示する。JDBCドライバファイルを選択し、"Next"ボタンを押下する。
登録後、即、有効化したいので、Enableのチェックを忘れずに付けて、"save"ボタンを押す。
問題が無ければ、"Deployments"のリストに追加される。 - 4. データソースの追加
- 画面上部の"configuration"からコンフィグ画面を出す。
サイドメニューの"Containers" → "DataSources" とたどると、
JDBCデータソースの管理画面が開ける。 - 4-1. データソース名とJNDI名称を決める
- 接続情報の登録:"Add"ボタンを押してダイアログを表示する。Wildfly上の名前(Name)とJNDI名称(JNDI Name)を決める。当たり前だが、JNDI名称をプログラムで使う。
- 4-2. JDBCドライバを選択
- JDBCドライバを選択する。
先に登録したJarファイルがドライバとしてリストから選択できる。
ここではHSQLDBのドライバを使う。 - 4-3. 接続情報を追加
- JDBCの接続URLを入力する。以前、データソース・エクスプローラで追加した接続設定と同じようにJDBCの接続URLを入力する。
ユーザ、パスワードなどは必要なら入力する。(OracleなどのDBを使った場合)HSQLDBでは特に必要ない。
"Done"を押して完了。 - 4-4. データソースの有効化
- 登録が正しく行われると非活性状態で登録される。
登録したデータソースを選択し、"Enable"ボタンを押す。
設定が正しければ有効化できる。
有効化できない場合は、接続URLが正しいか、
DBが立ち上がっているかなどを見直すと原因がわかるかもしれない。
ここまでで、データソースの登録は完了だが、
Wildflyを再起動した時、"Deployments"に登録したJDBCドライバが消えていることがある。
(JNDIデータソースは消えない)
原因がよくわからないのだが*1、その場合は、デプロイしたモジュールをすべてアンデプロイして、
再度、JDBCドライバ→Webアプリケーションの順でデプロイし直すと良い。
といったところで、次回へ続く。