ひこぽんのーと

覚書と雑記です。

Arch Linuxのインストール手順のこと その4

How to use AUR

Ubuntuで言うPPAみたいなもの。
AURのリポジトリにはソースが置いてあるので、
ダウンロードしてきて、ビルド、インストールすると認識すればいい。
手でやるのは面倒だと思うけど、そこはそれ、
パッケージ名を指定するだけで導入できるツールがある。

Yaourtの導入

ヨーグルトと読むらしい。
これを導入すれば、AURも簡単に導入できる。

gitのインストール

インストールしたてのArch Linuxにはgitも入ってないので、これを追加する。

$ sudo pacman -S git
package-queryのインストール

yaourtで必要なpackage-queryをインストールする。
適当なディレクトリを作ってそこにcloneして、手順に従ってビルドする。

$ mkdir ~/.local/share/aur
$ cd aur
$ git clone https://aur.archlinux.org/package-query.git
$ cd package-query
$ makepkg -si
$ cd ..
yaourtのインストール

続いて、yaourtをcloneして、ビルドする。
ビルドが終われば導入完了。

$ git clone https://aur.archlinux.org/yaourt.git
$ cd yaourt
$ makepkg -si
$ cd ..

実験: Mate Tweakのインストール

AURパッケージ導入の実験として、Mate Tweakをインストールしてみる。
Ubutu MateにあったMate TweakはArch LinuxではAURに分類されているので、
まずは、Arch LinuxのAURのページへ行き、Mate Tweakのパッケージ名を調べる。
f:id:nagamitsu1976:20180621153107p:plain
いくつかあるが4つのうち3つは開発版だたりgtk2版だったりして違うようなので、
最上位にある「mate-tweak」をインストールしてみる。

$ yaourt -S mate-weak

手順としては上のコマンドを実行するだけ。
これで、ソースのダウンロードからビルド、インストールまで一括で行える。
コマンド実行中にビルドファイルの編集、ビルドされたパッケージの内容確認を聞かれるが
これは特にしなくても大抵は問題ない。
出来あったパッケージをインストールすれば、
コントロールセンターにMate Tweakが追加される。

That's all. This is end.

といったところで、Arch Linuxの導入はおしまい。
Arch Linuxをインストールしてみると、
Ubuntuの導入がいかに楽なのかがよく実感できる作業でした。