NASが壊れた日 その2
前回の続き。
LinkStation LS410Dのディスクを入れ替えて復旧させるまでの手順。
準備
用意するもの
TFTP Boot Recoveryの展開
TFTP Boot Recovery 1.53.rar | ||
---|---|---|
$initrd | ||
$kernel | ||
NasNavi.exe | ||
READMEMT.txt | ||
TFTP%20Boot.exe | ||
TFTPServerMT.exe | ||
TFTPServerMT.ini | ||
TFTPServerMT.log | ||
initrd.buffalo | *1 ファームウェアから取り出したファイルに置き換える | |
uImage.buffalo | *2 ファームウェアから取り出したファイルに置き換える |
ファームウェアの展開
ダンロードしたファイル(今回はls400-v186.exe)を展開すると以下のようになる。
ls400-v186.exe | ||
---|---|---|
img | 画像フォルダ…いらない | |
ls400-v186 | ファームフォルダ | |
LSUpdater.exe | *3 ファームを流し込む時に使う | |
LSUpdater.ini | *3 〃 | |
hddrootfs.img | ||
initrd.img | *1 imgからinitrd.buffaloを取り出す | |
linkstation_version.ini | ||
linkstation_version.txt | ||
u-boot.img | ||
uImage.img | *2 imgからuImage.buffaloを取り出す |
initrd.buffaloファイルの取り出し
initrd.imgをinitrd.zipにリネームして展開。
展開したファイルの中からinitrd.buffaloをコピーし、
TFTP Boot Recovery配下のファイルを上書きする。
initrd.imgを展開する際、パスワードロックがかかっているので、
以下のキーを順繰りに試してみる。
aAhvlM1Yp7_2VSm6BhgkmTOrCN1JyE0C5Q6cB3oBB 1NIf_2yUOlRDpYZUVNqboRpMBoZwT4PzoUvOPUp6l YvSInIQopeipx66t_DCdfEvfP47qeVPhNhAuSYmA4 IeY8omJwGlGkIbJm2FH_MV4fLsXE8ieu0gNYwE6Ty
uImage.buffaloファイルの取り出し
initrd.buffaloと同じ要領でuImage.buffaloも取り出す。
HDDの準備
HDDの状態
新品であれば何もする必要がない。
再利用品であれば、パーティションはすべて削除し、
パーティションテーブルをGPTに設定しておく。
ついでにローレベルフォーマットしてもいいかもしれないし、
SMARTチェックもしといたほうがいいだろう。(めちゃ懲りた)
取り付け
HDDの状態が問題なければ、NASにHDDを挿す。
ネットワーク接続
NAS起動
HDDを交換したNASの電源を入れる。
ランプ確認
白点滅 -> 赤点滅(6回)
TFTP Boot.exeを実行
コンソールが立ち上がり、情報が表示され、
「accepting requests...」の表示で止まる。
ファームウェアの更新
ここまでではネットワーク起動しただけで、HDDには何も書き込まれていない。
NASのIPアドレスを確認/ PCのIPアドレス変更
NAS Navigator2でNASを選択すると表示されるIPアドレスとサブネットを確認し、
PCのIPアドレスをNASと同じ帯域のIPアドレスに変更する。
LSUpdater.iniの書き換え
ファームウェア内のLSUpdater.iniを書き換える。
変更前
[Flags] VersionCheck = 1 NoFormatting = 1
変更後
[Flags] VersionCheck = 0 NoFormatting = 0