ひこぽんのーと

覚書と雑記です。

NASが壊れた日 その3

LS410DにSSHで接続できるようにするまでの手順を書いておく。

準備

用意するもの

設定

root奪取

sshdを実行するためにroot権がいるので、まずはこれを取得する。
事前に以下を調べたり、決めておいたりする。

NASIPアドレス 事前に調べとく
NASの管理者パスワード 初期設定で決めた値。未設定時はpassword
rootパスワード 自分で決める
java -jar ./acp_commander.jar -t <NASのIPアドレス> -ip <NASのIPアドレス> -pw <NASの管理者パスワード> -c "(echo <rootパスワード>; echo <rootパスワード>) | passwd"

sshdの設定・起動

sshd_configを設定する。
configの該当箇所をsedコマンドで置換して有効化し、sshdサービスを起動する。
LS410DにはSSH接続の機能が無いのでS50sshdは自動起動しない。
(パッケージはインストールされてんのにな、メンテナンス用なんすかね)

java -jar ./acp_commander.jar -t <NASのIPアドレス> -ip <NASのIPアドレス>  -pw <NASの管理者パスワード> -c "cat /etc/sshd_config"
java -jar ./acp_commander.jar -t <NASのIPアドレス> -ip <NASのIPアドレス>  -pw <NASの管理者パスワード> -c "sed -i 's/#Port 22/Port 22/g' /etc/sshd_config"
java -jar ./acp_commander.jar -t <NASのIPアドレス> -ip <NASのIPアドレス>  -pw <NASの管理者パスワード> -c "sed -i 's/#Protocol 2/Protocol 2,1/g' /etc/sshd_config"
java -jar ./acp_commander.jar -t <NASのIPアドレス> -ip <NASのIPアドレス>  -pw <NASの管理者パスワード> -c "sed -i 's/#PermitRootLogin yes/PermitRootLogin yes\nPasswordAuthentication yes/g' /etc/sshd_config"
java -jar ./acp_commander.jar -t <NASのIPアドレス> -ip <NASのIPアドレス>  -pw <NASの管理者パスワード> -c "/etc/init.d/S50sshd stop"
java -jar ./acp_commander.jar -t <NASのIPアドレス> -ip <NASのIPアドレス>  -pw <NASの管理者パスワード> -c "/etc/init.d/S50sshd start"

接続

PCからsshで接続してみる。
パスワードを尋ねられるので、passwdファイルに追記したパスワードを入力する。
問題なければログインできる。

ssh root@<NASのIPアドレス>

おわりに

と、ここまででsshログイン可能化はおしまい。
あとはバックアップをどうするか、については次回へ。
というわけで、次回に続く。